特定調停による借金の減額法

借金をどうしても返済することが難しくなってしまった場合、任意整理や自己破産など、いくつかの法的な解決策があります。だから、借金返済に苦しんでいる人は、弁護士や司法書士に相談してみることが大切であり、間違っても闇金などに手を出してはなりません。

 

さて、いくつかある法的解決策の一つに、特定調停と呼ばれるものがあります。特定調停というあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、これは借金の返済できなくなってしまった債務者の申し立てによって、簡易裁判所に仲裁に入ってもらうことを言い、債務者が借金を少しでも整理することができ、そのことによって生活を立て直すことができるように支援する制度です。

 

簡易裁判所では、債務者と債権者との間に入り、どうしたら一番良い方法で解決させることができるかその話し合いを仲裁し、返済条件が軽減されるように働きかけてくれます。債権者にとっては本来きちんと返済してもらいたいところですが、自己破産をされて一銭も回収することができないよりはまだましとの判断から、簡易裁判所が提示した提案を受け入れる可能性が高くなります。

 

この特定調停では、任意整理と同じ様に、まず債権者からこれまでの取引履歴を開示してもらいます。そして借金をした当初にさかのぼって利息制限法の上限金利(15〜20%)による引き直し計算が行われます。2010年以前は利息制限法で定められた金利以上の金利で融資されていました。そのため引き直し計算によって借金を減額させることができるわけです。その後は元本を分割して返済していくことになります。ただ債権者の中には協力的ではない者もおり、特定調停の結果にはばらつきがあるようです。